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熊本・阿蘇・由布院・別府の旅3 [旅行]

▼この日は鉄輪(かんなわ)の「ホテル風月」に泊まる予定だった。チェックインしてしばらく休憩し、それから高崎山のサルを見に行った。
 高崎山は、別府から車で15分ほどの距離にある高さ六百メートルほどの山だが、ここに棲むニホンザルが餌付けされ、彼らの生態を間近に見られる「自然動物園」となっている。高崎山の名前は、ここでサルの生態の観察研究をした京大の伊谷純一郎の名前とともに、筆者は以前から聞いていたが、それが具体的にどこであるかは知らなかった。今回の旅行を思いついてから、別府のすぐ近くであることを初めて知り、旅行計画に組み入れたのである。
 タクシーで4時過ぎに到着し、坂道を登っていくと、思い思いに時間を過ごしているサルの姿があちこちに見られた。

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【最初に眼に入ったサル2匹。組み伏せているのではない。ノミを取っているところ?】
DSC04132.JPG【そろそろエサの時間だと広場に向かうサルたち】
 さらに坂道を上ると広場があり、そこにたくさんのサルたちがエサを求めて集まっていた。飼育員がリヤカーで小麦を撒くと、サルの群れは小麦を得ようと一斉に動いた。
DSC04133.JPG【サルの群れ】
DSC04140.JPG【小麦を拾っては喰い拾っては喰い】
 5月から8月がサルの出産シーズンだということで、今は子ザルが多い時期だと、飼育員が説明していた。

DSC04157.JPGDSC04159.JPGDSC04172.JPG【子ザルの世話をする母ザル】
DSC04155.JPG【寝そべるオスザルとその一家】
 ときどきエサの取り合いでサル同士の争いが起こるが、それは皆おばさんザルなのだそうだ。オスは序列があってそれにしたがうから、エサの争いもない。序列は力の強弱よりも、群れに入った順序によってきまる、いわば年功序列だ、という説明だった。
DSC04160.JPG
 サルとは視線を合わせないように、と飼育員が見物客に注意した。視線を合わせると、サルは敵意を感じ取り、攻撃してくることがあるとのことだった。


 翌日の午後、東京で抜けられない会合があるので、こちらをできるだけ早く発たなければならない。別府の街をゆっくり散策したいところだが、それができない。それで高崎山の帰りに別府の有名な銭湯を駆け足で見て回り、ホテルに戻った。
DSC04182.JPG【竹瓦温泉。入浴料300円也】

 夜はホテルでバイキング料理。台湾や韓国からの観光客が、客の半分ぐらいを占めているように見えた。

▼翌朝、バスで大分空港に向かう。10時20分発の便で羽田に12時過ぎに到着。八王子での会合には1時間ほど遅れたが、大事な部分にはなんとか参加できた。
 まずは無事に終わってよかった、と思った。疲れが無いように感じるのは気が張っているからで、少し疲労はあるようだ、しかし久しぶりの旅行を終えた満足感で気分は高揚している、というのが正直な観察、感想だった。

(おわり)

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